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〇自己中心的な人は、体軸がまっすぐで、頭だけ回りやすいです。

・視覚的に考える人で、自己中心的な人の場合は、事前に資料を持って対応しましょう。

・聴覚的に考える人は、やや怒りっぽいかもしれません。思い込みによるものが多いでしょう。

指導の段階表

小学生の発達特徴を理解して、子どもの様子を見ましょう。

〇漢字をいくつ覚えてないとか、文章題が苦手であるとかだけにこだわると、子どもの頭の中の成長が見えないことがあります。
〇発達特徴を捉えた上で、適切な子育てをしましょう。子どもの思考の特徴や、好き嫌いを取り入れてみましょう。

◎学ばせる機会や学ばせる方法は、いろんな場所や多くの書籍に紹介されています。(記憶術や学習方法なども多様化してますね)
◎情緒の発達や、考える力の成長を適切に見立てて、それから鍛える方が、伸びしろのある成長が期待できます。

1年生
教師との関係 避ける、逃げる、無視する はい、いいえの応答をする 表情と親しみを込めて返事をする はい、いいえ以外に親しみのある応答

2年生
遊びと学習が未分化である 学校生活が楽しいと感じる 活動的でじっとしていられない 学校生活に慣れてくる

3年生
具体的思考からわずかな抽象思考に広がる 経験が抽象的な知識の受け入れを妨げる 文の表現や内容を抽象化して把握する
難しい言葉を言い換えでわかった気になる 自己の経験や日常生活に即して

4年生
文脈に沿った論理的読み取りが始まる 要点をまとめて小見出しを付けていく 記述されていることを手がかりにする
生活の中でも法則性を見出せる 信頼している人に自分から質問する

5年生
自分なりの仮説を立てて思考する 柔軟に問題に対処する 集団討議の深まりがみられる
多角的に捉えることができる 共感する力が伸びる

6年生
読み書きの困難さが減る 計算の速さ、正確さの違いが減少する 読みの速さの差が減る
抽象的な思考ができる 自分の知識や経験を自分なりに統一する

一学期に把握すべき点の一部を紹介しています。 参考にしてみてください。

平成27年5月

具体的な実践指導力向上のための30項目(特別支援教育の視点を取り入れた学習活動の実際)

指導のヒントと生徒を観る視点(項目の目指すところ)  太字やアンダーラインは授業での改善点

知的障がい特性に対して、学習をわかりやすくする項目

  1. 言葉かけのセリフ 「いいですか」→「始めます」「次は」「これから」「今度は」(見通し)
  2. 授業開始時に、教科書をめくらせる。(見通し)
  3. 動作を言語化「記号を書きますよ」「今日のキーワードを書きますよ」(焦点化)
  4. 「人名カード」「地名カード」「記号カード」などの重要事項カードを黒板に張り付ける(焦点化)
  5. まずここを見る(差し棒を利用)始めに上を指さして次に内容を指す(焦点化)
  6. 教科書 「〇〇ページ」を付け加える(集中を高める)
  7. 「考えてみましょう」最長2分間、机間巡視2周(時間のゆとり+質問のチャンス
  8. 学習内容をわからない生徒が、「する」ように、何をするか、何をさせるかを考えておく。(活動させる)
  9. 板書の学習内容ごとの区切り、長い磁石、紙テープ、色違いの仕切り(情報のカテゴリー分けの手伝い)
  10. キーワードの書いたプリントを机間巡視しながら配る。(焦点化+質問の誘発)
  11. 取り組むプリントを配る。記号選択二捨択一などの簡単なものでもOK(少しでも書くことに慣れる)
  12. 学習集団がまとまらない場合は、小学校4年の授業態度が基準<叱りも褒めも共に>(学習ルール確認)

一見、生徒指導上の課題に見えるが、実は発達障がいの特性である実態を支援するために

  1. 教師の話しだけの時は、生徒は手元を見ている。(集中しているかを確認できる実態)活動をさせるべし
  2. 正解以外の発言ができる設定(学習の自由度を許容する)
  3. 使う道具、教具は生徒の前に見せた時に、2回説明する。(視覚支援+確認作業)
  4. 活動の切り替わりの時、合図化・記号化する「聞く」→「探す」「見つける」(学習活動の指示)
  5. 何をさせないか 「〇〇するな」「□□しない」(否定による拒否をなくす)
  6. 準備している経過を見せる。最長45秒(準備中に待機することを学ぶ)
  7. 時間(いつ)の話、場所(どこ)の話を区切りカテゴリーを意識させる。(内容区別の理解度)
  8. 「数字」、「色」などのキーワードを軸に話を行い、見本カードを張り付けさせる。(記憶のきっかけ作り)
  9. 歩きながら関連雑談をする。興味関心を持たせるため(意欲向上)
  10. 褒めは、あっさり2回連続<近寄る、離れるなどのアレンジもあり>(自己肯定感)
  11. 説明のリズムを、速いパターンとゆっくりパターンを設定する。基本交互に2回(学習のメリハリ)
  12. 正しいことにこだわらせない。例:「それもあるかも」「詳しいことは授業終って話をしよう」(けじめ)
  13. 成長していなくても、努力させる。必要なところを見つけるだけでも(取り組ませる意義を育成)
  14. 前から2列目、後ろから2列目に関心を持ち意欲的な生徒を配置する。(やる気ある中間集団の結成)
  15. マスクをしている生徒を指名しない。<体調、やる気が万全でない場合がほとんど>(学習意欲の把握)
  16. 叱りは、小さな声で当人だけに聞こえるように。<別室もあり>(学習ルール+自己肯定感)
  17. 必要のないおしゃべりには、「ここを見る」で、発声→視覚(感覚の切り替え)
  18. 5分間ずつタイマーもあり(学習の区切り)

*  指導重要性の順序 →①衝動性→②多動性→③理解度→③不注意


演題 「発達障がいについて」「小学生の発達について」 「特別支援教育について」「集団内での個別の支援について」

1年生の発達特徴 教師との関係   

  1. 避ける、逃げる、無視する
  2. はい、いいえの応答をする
  3. 表情と親しみを込めて返事をする
  4. はい、いいえ以外に親しみのある応答
  5. 返事をしたことをきっかけに話を発展

「はいそうじします。昨日はぞうきんだっけど、今日はほうきではいたほうがいい?」

特別支援教育コーディネーター 渡辺信一郎

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